穢される白




白の髪。
白の肌。


それが紅く染まるのを、凍る意識で見ていた。



「イ…リヤ…」



その姿を見ながらどうしてだろう。
どうしてだろう。
脳裏に浮かんだのは。

あなたの姿だった。