目が覚めても、日常が待っていると思っていた 「ん………」 目を開けた瞬間。 目の前にいたのは同じくちょうど目覚めたらしい…男だった。 「「ぎゃーーーーーーーーっ!?」」 「おお、やっぱりね」 「………っ!?」 さらにドアからもう一人男が登場。 っていうか此処、私の部屋じゃない。 「なっ、ちょっ、ええ!?」 「何で俺と一緒に寝てんの!?」 「まーとりあえず落ち着いて、二人とも」 どうしようどうしよう。 なんだこれは。 夢?そうか、夢なのね!? 「いないと思ったら…時任、お前夜中にトイレにでも行ったんでしょ。んで、寝ぼけていつものようにベッドに入った、と」 「え、そ、そうなのか…!?」 「俺の推測だけどね」 何を暢気に会話している、そこの二人。 「えっと、あの、此処どこ?というか、どちら様でしょうか?」 私寝る前に何をしてたんだっけ。 いつの間に知らない男と寝るようなふしだらな娘になったんでしょう、お母さん。 「俺はラブリー久保田」 「ビューティー時任」 嗚呼、駄目だこいつら。